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LIABLE FOR ANSWER ライアブル フォア アンサー

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第二次大戦後、汎用戦術外骨格の生産により、この国は変わった――。

遠隔操作型直立二足歩行兵器「GTE(汎用戦術外骨格)」の開発により恒常的な特需景気を迎えたこの国では、
各地方の試験場において毎日のように試験戦闘が行われていた。力を持った企業が生んだ、民主的な法の下に。
どのような政治環境ならばロボット国家として日本が成立し国内において試験戦闘が起こるか、
どのような技術が発展していれば二足歩行兵器が発展するか、どのような理屈なら二足歩行兵器は存在することができるのか。
綿密に考察された世界観と、それを元にデザインされた機体造形と戦闘映像によって鮮烈に描写される、
リアルロボット好きによるリアルロボット好きのためのリアルロボットCGアニメーションが、今、幕を開ける。

今とは少し違う歴史を辿った、「GTE」と呼ばれる直立二足歩行兵器が一般化した世界

「GTE(Genelal tactics exoskeleton)」
核汚染地域における救難及び除染活動のために開発された遠隔操作型汎用外骨格を兵器転用した物の総称だ。現在の日本の経済を支える主要財源であり、現在の日本の自治体制を決定付けた遠因でもある。
GTE の生産により高度経済成長期に於けるバブル崩壊後の成長戦略に成功した日本は、企業や財閥が持つ力の増長により世界有数の民主主義先進国となっていた。その結果様々な分野での民営化を行う日本は遂に司法を民営化、刑の執行をも民間業務に委託されることとなる。死刑の民営化にあたり、日本政府は無作為に選ばれた国民から刑を執行する人間を選ぶ「執行員制度」を法整備の条件とした。
無論、これは企業側にとって大きな利益があった。国内外のGTE製造企業は新型GTEの機能テストの場に加え、「誰でもGTEを扱えるOS」として開発している「TROT(The Real-time Operating Theory)」の各種性能テストと外部アピールを同時に行うことができる場を模索していたからだ。それだけでなく、有人戦闘試験に使用しても問題が無い人間の存在も――――。

朝焼けの中、高速道路に佇む橘重工製試作GTE「OH-1089」そこに対峙するATI製新型GTE「AI-0`1a7LEO」
放棄された太陽光パネルが畝のように並ぶとある都市郊外で、二つの影が意味ありげに伸びる。
――選ばれた彼の執行が、始まろうとしていた。
しかし、彼は気付いてしまった。集団の中でその意識が希薄になっているだけで、自国の責任の一端を担っているのだ、と。

監督:岡本もかお
企画:岡本もかお、宇於崎凌、前田哲弥 / 制作プロデューサー:岡本もかお
メカニックデザイン・メカニックテクスチャペイント:前田哲弥
設定・序文制作:宇於崎凌 / 美術監督:前田哲弥
3Dアニメーション監督:岡本もかお / 格闘アニメーション監修・2Dガイドアニメート:菅野一期
3Dアニメーション:岡本もかお、楊翔安、石井怜奈、吉川慧、荒井沙弥子
テクスチャペイント:小梁未来、大野雅子
エフェクトアーティスト:岡本もかお、寺田龍世 / 音響演出:むた
背景美術:寺田龍世 / 撮影:岡本もかお / 撮影補助:むた / 編集:岡本もかお
アートディレクション・グラフィックデザイン:オオタキスケ / デザイン協力:木下七海
WEB制作:なんばりょうた

効果音:YouTubeオーディオライブラリー https://www.youtube.com/audiolibrary/music
音楽素材 : PeriTune http://peritune.com/

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